母の愛

『お姉ちゃん お茶しない?』

生まれて初めて 妹からお茶のお誘いがきました。

これまで家族の問題を自己流で向き合って来たつもりでしたが、誰に相談しても気持ちの逃げ道も見つからず、死ぬにも死に切れない重たいココロを抱いたまま生きて来ました。

生きることにも疲れ果てていた中ネットを色々見ていて私の最後の砦だと感じたのがMIU でした。

ココロ個性学?
私って?
私ってどんな人?
「本当のじぶん」って?

これまで私は母から愛された事がありません。

寂しくて辛い時 母に抱きしめて欲しかったと どれだけ望んだ事でしょう。

それはいちども叶わないまま
私に孫が出来ました。

孫のお誕生日すら覚えてくれない母への反面教師として私は子供や孫を大事に可愛がろうとずっとそう思ってきました。

MIUを学びはじめて数ヶ月過ぎたある日、孫のガーゼハンカチを畳んでいる時、四隅を持って丁寧に畳む自分の姿に気づいたのです。

なんとそれは母と全く同じ仕草。

自分自身に本当に驚きました。
こんなところを受け継いでいたなんて!

「お母さん」と心で呼びました。

込み上げてくる母への想い。

私の理想的な母親ではなかったものの母の愛はそこにはあり、
それをちゃんと私は受け継いでいました。

私に何度も「あなたなんか産まなきゃか良かった」と言っていた母には母なりの寂しさや辛さがあったんだなと思います。

そして母も時代や環境の影響もあって私と同じように本当の自分の人生を生きていなかったのです。

そんな母は今では認知症になり 2度と思い出話を語ることも叶わないのですが、私に遺してくれたものが母からの最大の愛なんだという事が腑に落ち、これまでのわだかまりがなくなった
数日後に妹からのラインが届いたのです。

真っ当な話をする私の事が大嫌いで鬼と呼び、とても恐れていた妹は私との2人の時間を持つことを避けていました。

それが
私が母を真っ直ぐに受け入れた瞬間に現実の波動が変わったのでしょうか?
ココロの波動は目には見えないし色も付いていませんが、間違いなく現実に変化を起こすものだと感じました。

それ以降
妹とも、たくさんのラインのやり取りがあり、何度もふたりで出掛けている事に私自身驚きが隠せません。

人は欲しいものは欲しいはずなのにそんな自分に嘘を付いている間は何も変化は起こらない。

あるがままを自分の都合ではなく、そっくりそのまま「本当のじぶん」として受け入れる覚悟を決めた時に何かが変わるのだということを体験を通して学びました。

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